仏 the お茶、紅茶。
ディプロマット  
仏 diplomate ディプロマット風プディングのこと。プディン グ・ア・ラ・ディプロマット(pudding a la diplomate)という冷製アントルメ。
@牛乳に浸したブリオッシュと果物の砂糖潰けを重ね、ババロアで覆い、湯せんにして仕上げたケーキ。
Aビスキュイを敷いた型に、果物の砂糖潰け、卵入りソースを詰め、冷やしたもの。
ボンブ・ディプロマット(仏 bombe diplomate)は、
外側にバニラアイスクリーム、内側に砂糖潰け果実入りポンブ生地を詰めた、ボンブグラッセ。
ティラミス  
伊 tiramisu イタリアのデザート。元来、イタリア北部(ヴェネト地方、ロンバルディア地方の2説がある)で
作られ始めたといわれている、家庭で手軽に作られるケーキで、作り方などに多少の違いがある。
チーズムースの一種。基本的には、イタリア産のフレッシュクリームチーズ「マスカルポーネ」に
生クリームを混ぜたものと、エスプレッソやコーヒーリキュールを浸したスポンジケーキを
交互に重ね層状に作り、コーヒーまたはココアパウダーをふりかけて仕上げる。
日本では平成2年(1990)大ブームとなる。
 ティラミスを直訳すると、dmは「引っ張る」、miは「私を」、suは「上に」の意で、「私を上に引っ張って」となる。
「私の気分を盛り上げて」「私を楽しくさせて」の意。
リキュールやコーヒーを使用するため「気分を盛り上げる」意の名前がついたと推定される。
デカンタ、デキャンター  
英 decanter ワインなどを入れる、食卓用のガラスびん。
デコレーション  
英 decoration 装飾、飾りのこと。仏語でデコラシオン(decoration)
デコーレーション ケーキ  
英 decoration cake 和製語。円筒形や四角のスポンジケーキを、スライスし、クリームやフルーツをサンドしたり、
生クリームやチョコレート、バタークリームなどで覆い、上にクリーム類を絞り、いちごやチェリー、
チョコレートなどで飾ったもの。日本では、クリスマスケーキやバースデーケーキとして親しまれている。
英語では、デコレーテッド・ケーキ(decoratede cake)か、ファンシー・ケーキ(fancy cake)と言う。
デコレする  
  装飾する、飾るという意のフランス語十「する」
洋菓子分野では、「飾る」というより「デコレする」と言うほうが一般的。
デザート  
英 dessert 仏語のデセールが英語化したもの。本来の発音は「ディザート」。
砂漠を意味するデザート(desert)と混同しないよう要注意。
西洋料理の献立で、食事の後段を指す語。料理がひと通り出終わった後の甘味(アントルメ 仏 entremets)、
果物(フリュイ 仏 fruits)、チーズ(フロマージュ 仏 fromage)、コーヒー(カフェ 仏 cafe)などを総括して言う。
デザートコース。現代では、料理の終わった後の甘味やフルーツだけを意味する場合が多い。
食事の後に甘い物を食べる習憤は、古代ギリシャの頃からあり、
古代ローマ時代には、定着していたと言われている。
 イギリスでは、メインの料理が終わると、テープルクロスを片付けてから、
菓子や果物を出していた習慣があったが、
これがフランスに伝わりデセルヴィール(後片付けをする意)と呼ばれ、「デセール」に変わり、
英語文化圏に逆輸入され「デザート」となった。→デセール、アントルメ
デザートの効用は、@エンタテインメント、楽しさ(→アントルメ、ピエスモンテ)と
A血糖値を上げることによって充足感が得られることである。
肉食文化圏における満腹感の源泉は、油脂類を含む脂肪であるが、脂肪のカロリー値は、
同重量の炭水化物や蛋自質の2倍以上あっても、消化吸収が遅く、かさが少ないので、
食事直後には少々物足りなさが残る。これを補うのがデザートで、糖分は吸収が早く、
血糖値をすぐ上げてくれる。人間は、動脈中の血糖値が上がると、生理的に満腹感を覚えるようになっている。
「よい食事の終りに食べるお菓子は、美しい花火のようなものである」(タレーラン)。
仏 デセール dessert スペイン ポストレ postre 独 ナハティッシュNachtisch
ポルトガル ソブレメーザ sobremesa 伊 ドルチェ、ドルチ、ヴォレイ dolce,dolci,vorrei ポーランド デセール deser
デザート チーズ  
英 dessert cheese フランスをはじめヨーロッパ諸国では、食事の後段のしめくくりとなるデザートとして、チーズも食べる。
正式のディナーでも、家庭でも同様に食べられる。デザートチーズは口の中をさわやかにし、
消化を助ける作用があり、各種軟質チーズ・半硬質チーズの中から、好みのものが選ばれる。
「チーズのないデザートは、片目の美女である」(ブリア・サヴァラン)
デザート ワイン      
英 dessert wine 仏語でヴァン・ド・デセール(vins de dessert)食後に飲む、甘味の強いワインで、デザートと共に楽しむもの。
ポート、マラガなど、甘口白ワイン、甘口のシャンパン、甘口の発泡ワインなどをいう。
デセール  
仏 dessert デザートのこと。デセールはデセルヴィール(仏 desservir=後片付けするの意)からきている。
昔のコース料理では、メインの食事が済むと、テーブルクロスを取り去り、いったん片付けてから、
デザート用の小さなナフキンやフィンガーボールを出し、菓子や果物を出していた。
元来はイギリスの習慣であったものが、フランスにも伝わったもの。
かつて、コース料理のひとつとして出される菓子はアントルメと呼び、料理人が作れるもので、
菓子職人の作る菓子パテスリーと区別され、仕事の領分が分かれていた。シュー生地、クレープ生地を使ったものや
クリーム類は料理人も作れるが、スポンジ生地、パイ生地を使ったものやバタークリームを使うものは
菓子職人の仕事とされていた。→アントルメ、デザート
デセール ジュール  
仏 dessert jours (メニューなどの)今日のデザート。
テリーヌ  
仏 terrine @テリーヌ型。パテなどを焼く陶製、四角型、長方形の蓋付きの耐熱性容器。Aテリーヌ型で焼いたもの。パテなど。
てんかぶつ 添加物  
  添加物色をつけるための着色料、香りをつける着香科、長持ちさせるための防腐剤、酸化防止剤などの保存科等の総称。
広い意味では、化学的に合成したものだけでなく、天然物まで含む。
テンパリング  
英 tempering チョコレートの温度調整作業のこと。チョコレー トの中に含まれる融点の違ういくつかのタイプのカカオバターに合わせ、
品質をまったく落とさずに、より扱いやすい状態にすること。具体的には、@チョコレートを砕き、34℃以上の温度で溶かす。
Aいったん27℃前後まで温度を下げる。B29〜32℃まで再ぴ温度を上げる。テンパー(temper)は加減するの意。
テンパン テンパン、
天パン、天板
 
  天板焼き物類を焼く時にのせるフチのついた鉄板。語源は「天火用のパン(平鍋)」から。パン(pan)は鍋、平鍋の意。
他に鉄板がなまったものとする説もある。

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