ウイスキーボンボン(ボンボン・ア・ラ・リキュール)の作り方

糖液の再結晶化(糖化)を利用したお菓子の一つです。
薄い砂糖の殻に入ったウイスキーシロップが味わえます。

小さな凹型で約100個分

ウイスキーボンボンのアップ写真 グラニュー糖 300g
水飴 8g
水 100g
ウイスキー(蒸留酒) 95g(100ml)

コーンスターチ 適量(凹型に使用)

※お酒は蒸留酒であれば可。エキス分(甘さが高い)の多い
 リキュールは、糖度も変わってしまい あまりお勧めできません。

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薄いパットにコーンスターチ(片栗粉も可)を敷き詰めます。
表面をパレット等を使いすりきり状態で平にします。

使うコーンスターチは、オーブンのフタをわずかに開けた
低温のオーブン等を使い 完全に乾燥している粉を使います。
 
↑ポイントですよ!
平な板に凸型となる物を付けます。
今回は、カシューナッツを瞬間接着剤を使い 付けてみました。

大きな凸型になると 作業性(壊れやすい、固まりにくい)が
悪くなりますので 小指の先ぐらいの凸型をご用意ください。

ご自分の指でもOKですよ。
平らなコーンスターチに凸型を押し付けます。
小さな窪みの凹型が出来上がります。
グラニュー糖、水飴、水を手鍋に入れ 火をつけます。
温度計を入れ110度になるまで加熱します。
火かげんは強火、鍋の側面に飛び散った糖液は、
水でぬらしたハケを使って こすげ落とします。

鍋の直径が大きいと 水深が浅くなり
正確に温度が測れなくなるのでご注意です。
110度になったところで鍋の底を一瞬ボールの水につけ
余熱で温度が高くなるのを防ぎます。

鍋底に付いた水は、拭きます。
ボールに入ったウイスキーに 上記の糖液を静かに流し入れます。
ヘラ、ホイッパー等は使いません。

糖液に衝撃を与えないようにご注意です。
逆にボールのウイスキー入り糖液を鍋に移します。
以上を数回繰り返し ウイスキーと糖液を静かに混ぜ合わせます。

ウイスキー入り糖液が混ぜ合わさった時点で
水差し等を使い 作っておいた凹型に静かに流し入れます。

あふれないように ご注意ですよ。
全部に 静かに、素早く流しいれます。
                        ・ ・ ・ ・
表面にふるいを使い コーンスターチをタップリふりかけます。
ウイスキーの代わりに キリッシュ酒(さくらんぼの蒸留酒)を使い
赤の食紅で色をつけたボンボンも作ってみました。
色はできるだけ薄く付けてくださいね。

 ・・・ 今回使ったお酒です。
この状態で6〜7時間 振動がないように注意して置きます。
糖液の周りから 砂糖の再結晶化(糖化)が始まります。
ある程度固まってきた状態で 上下を逆にします。
フォーク等を使い そ〜ッと掘り起こし、逆さまにして置きます。
砂糖の殻を均一にするための作業です。

その後、6〜7時間以上静かに置きます。
流し込んでから12時間以上経過したら コーンスターチの
中から取り出し 粉をハケで取り除きます。
まだまだ 殻は薄く割れやすいのでご注意です。

素手で作業すると 手のひらの湿気でも飴が溶け出し
穴があいてしまいます。

手袋をして作業しましょう!
ウイスキーボンボンのアップ写真 完成です!

勾玉形のボンボンができ上がりました。

湿気に注意すれば 日持ちのするお菓子です。
いろんな形、お酒で作ってみましょう!



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