フユタージュ(折りパイ)の作り方とレシピ
葉っぱのように薄い層が重なり合って焼けるパイです。
生地を寝かす時間をたっぷりかけて作業しましょう。
約600g分
*所要時間約60分(2日にわけての作業をお勧め)
薄力粉 125g
強力粉 125g
塩 5g
冷水 125g
バター 190g(無塩、有塩の場合は上記塩を減らす)

←アップの写真も見られます。
 この生地を使ってパルミエも作れますよ♪
二種類の粉をふるいで振ってボールに入れ
冷蔵庫でよく冷やしておきます。
バターもよく冷やし
(冷凍庫で一旦固めると細かく切りやすい)
2〜3mm角ぐらいに細かくしておく。
粉の中にバーターを入れ 粉をまぶしながら
指先でつぶし、バターのかたまりが見えなくなるまで
粉となじませます。

生地の温度が上がらないように素早くしましょう。
冷水をちょっとずつ入れます。

カードでサクッ、サクッとかき混ぜながらです。

全体に水分をいきわたらせます。
さらに水分が均一になるように
カードを使って生地を切っては、まとめ。
切っては、まとめを繰り返します。

手で練ってはいけません。
グルテンが出てしまい 生地が伸びなくなってしまいます。
生地が均一にまとまってきたら。。。
生地を軽く手で伸ばします。 
二つ折りにします。

この作業を2〜3回繰り返し
さらにまとまりのある生地にします。

生地の温度が上がってバターが溶けないように
素早く作業しましょう。
指で押すと戻るくらいの固さが目安です。
生地にナイフで十文字に切れ目を入れます。

切れ目は、高さの半分くらいまでですよ。

ラップに包み 冷蔵庫で30分程度寝かします。
生地を寝かした後

切れ目を広げて。。。
こんな形に広げ腕を作ります。
めん棒を使い 腕を伸ばしていきます。
注意点は、中心部に四角い厚い部分を作っておく事。

腕4枚重ねた厚さと 中心部の四角い厚さが
同じくらいになるようにです。
腕の先は 四角くなるように伸ばしていきます。

イメージ的には、こんなカンジです。
冷蔵庫から数分出し ちょっと柔らかくなったバターを
日本手ぬぐいの上に置きます。
バターを日本手ぬぐいで包み
めん棒で少しずつたたきながら
ちょっとづつ大きくしていきます。
約2cm程度の四角い形に伸ばします。

バターは固すぎても 柔らかすぎてもうまくいきません。
生地の中心部、ちょっと厚く残しておいた部分に
バターを乗せます。

同じ大きさになるように バターは、伸ばしてくださいね。
腕をバターを包み込むようにかぶせます。

ちょっとバターより腕の幅が広いと包み込みます。
反対側の腕も包み込み
左右の腕も使って全体を包み込みます。
打ち粉(レシピ以外の強力粉)を使って
伸ばしていきます。

ただし打ち粉は最低限でお願いします。

伸ばし方は、中心部から端に向かって
少しずつ伸ばしていきます。
4〜50cm程度まで伸ばします。
端から1/3を折り込みます。
表面には打ち粉が残っていないように
ブラシ等を使ってはらいます。

また隅までしっかり■にしておく事もポイントです。
反対側も折込みます。
これで一回折った事になります。(3層)

次に伸ばす方向は、矢印の方向に伸ばしていきます。
打ち粉をして上からめん棒で押さえ
生地とバターを密着させながら
伸ばしていくのがポイントです。

2回折ったところで最低1〜2時間生地を冷蔵庫で寝かし
落ち着かせます。

この工程(3つ折)を全部で6回行います。
そうすると3の六乗の層(729層)ができる事となります。
3つ折以外に1/4づつ折る4つ折という折方もあります。
ただしフランス式は、伝統的に3つ折です。

最終的にも生地を冷蔵庫でしっかり寝かした後
パルミエ等に整形していきます。

そのまま薄く延ばして焼けば ミルフィーユのパイにもなります。
ミルフィーユは形から「千枚の葉」という意味なんですよ〜♪

いろんなパイ菓子を焼いて楽しんでくださいね。

折った生地は、冷凍保存も可能です。
保存後は、冷蔵庫で一晩かけて解凍してから使ってください。

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