ラ フォンティーヌのお菓子通信 " ヴィ ザ ヴィ "                       

” Vis−a−vis ” 向かいあって お菓子を読む No43

      −   lire un gateau   −        le 29.02.'00


 タイトルの "ヴィ ザ ヴィ" とは"向かいあう"の意。

お客さまのひとり一人に"向かい合って"美味しいケーキを届けていきたい。そんな想いを込めて名付けました。

la fontaineでは 一つのケーキをつくるのでも 味や形など すべての要素について研究し、より美味しいお菓子を

つくる努力をおしみません。"向かいあう"ということは ケーキづくりにも言えることです。ご愛読ください。


●新製品のご紹介

 サニーディズ サンデー ¥300

晴れた 日曜日を感じるケーキです。いろんなフルーツが入った
ホワイトチョコクリームです。
卵黄は スポンジもクリームにも 使っていません。
黄身にアレルギーがある方にもおすすめです。

シェフの気まぐれ クレームブリュレ ¥450

ご好評の「シェフの気まぐれ」シリーズです。
フレーズデボアが入った クレームブリュレが絶品です。

 八百屋さんの店頭に いちごがたくさん並ぶようになりました。今回のお話は苺の歴史についてです。

 発生の起源としては 石器時代のスイスの遺跡から苺の種が発見されたという記録もあります。

 ヨーロッパでは14世紀頃から 野生で小粒の品種が数種類栽培されていたらしいのですが、

 これは栽培の端緒をひらいた程度のものにとどまったようです。

  現在栽培されている苺の祖先は、北米のバージニアイチゴと 南米のチリーイチゴといわれています。

 バージニアイチゴは 香りが高い小粒のイチゴを多数つけるのに対して、チリーイチゴは 香りこそ少ないのですが

 大粒の実をつけるという 特徴があります。

 この二種類が 18世紀の中頃オランダでかけあわされて 育成苺の時代に入るきっかけになったようです。

 ところで日本はどうだったかというと 苺の最初の記録があるのは枕草子です。ただこれは野生の苺を

 食べていたことを記しただけのものでした。

 栽培となると 江戸時代後期にオランダから伝来し、オランダイチゴの名前を与えられて紹介されましたが、

 あまり一般には 普及しなかったようです。

 本格的に導入されたのは明治以降で フランスやイギリスから数品種が導入されました。

 昭和に入り戦争で全滅してしまったのですが、25年頃から復活しています。

 30年代に入ると プラスチック資材を使った促成栽培が開発され、全国に広まっていきました。

  美味しいこの時期 ビタミンCもたっぷりの”苺” たくさん食べましょう!

 ラ フォンティーヌでも 近日中に新しい苺のケーキが 新発売になります。お楽しみに。

 

●ラ フォンティーヌからのお知らせ

 パティスリー ラ フォンティーヌでは 製造と販売をやってくれる 正社員さんを募集しています。

 明るく、健康な18才〜24才位の方 経験、未経験は問いません。

 詳細は ラ フォンティーヌ 佐伯まで、お電話でご連絡ください。(045−801−1934)

 

●3月のお休み

 3/15・22(他の水曜日は 普段どうり営業します)